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【子供の風邪】潜伏期間と発熱から治るまでの基礎知識

【子供の風邪】潜伏期間と発熱から治るまでの基礎知識

子供の風邪の看病をしていたら、いつの間にか家族みんながうつってしまったなんてことありませんか?大人より免疫力が低い子供は、いろんなウイルスを持ち込んでしまうようです。子供がとくにかかりやすい風邪には、感染予防のために、幼稚園や学校への登園登校に制限があることもあるんですよ。

 

今回は、子供の風邪の潜伏期間と感染の可能性についてご紹介したいと思います。おおよその潜伏期間と治るまでの期間を知っておくと、少しは安心できるのではないでしょうか。また、発熱をともなう風邪の場合に注意してほしいポイントもあわせてご参考くださいね。

 

子供の風邪の潜伏期間とうつる可能性について

子供の風邪の約80~90%は、ウイルス性のものだといわれています。たとえば、アデノウイルスやノロウイルスなどですね。

 

子供がウイルス性の風邪にかかってしまうと、およそ2日~5日の潜伏期間ののち発症します。潜伏期間でも、喉や鼻の粘膜で繁殖したウイルスに触れてしまうと、風邪がうつってしまう可能性があります。くしゃみや咳による飛沫や、ウイルスが付着したドアノブやリモコンなどの接触によって、子供の風邪が家族に感染してしまうことが多いようです。

 

もちろん、風邪ウイルスに感染しても、免疫力が打ち勝った場合には発症することはありません。しかし、もともと免疫力が低い子供や、免疫力が低下しがちな妊婦さんや高齢者には、十分感染予防対策をしたいところです。風邪ウイルスは寒く乾燥した環境では繁殖のスピードが早くなります。室内を温かくするとともに、適度な湿度を保つと効果的です。

 

しかし、感染力が非常に強いインフルエンザにおいては、潜伏期間がわずか1日もしくは2日だといわれています。高熱やひどい身体のだるさが急に起こる症状が、ほかの風邪ウイルスと異なります。さらに、感染当日から感染力をもっているのでとくに注意が必要です。

 

【ウイルス別】子供がかかりやすい風邪と出席停止期間

子供がかかりやすい風邪をウイルス別にご紹介します。文部科学省が定める学校保健安全法では、感染症の種類によって学校への出席停止期間が設けられています。感染の可能性がなくなるまでの判断の基準としてご参考ください。

 

【インフルエンザ】

・症状:感染力が強く、空気感染や接触感染でうつる。突然の高熱や身体のだるさ、筋肉痛、関節の痛みなどの症状。

・出席停止期間:発症後5日経過かつ、解熱した後2日

 

【溶連菌感染症】

・症状:咽頭炎や扁桃炎を引き起こす細菌感染症。高熱や激しい喉の痛み、細かい発疹など。潜伏期間2~5日。

・出席停止期間:抗生剤による治療開始後1日

 

【感染性胃腸炎】

・症状:ノロウイルスなどウイルス性の胃腸炎。嘔吐や下痢、腹痛など、家族内感染になりやすい。潜伏期間1~3日。下痢の症状は3~8日程度。

・出席停止期間:

ロタウイルスの場合は発症後10日間程度、ノロウイルスの場合は2週間程度ウイルスの排泄期間がありますが、症状がなくなり全身状態が良好であれば登校可。

 

【手足口病・ヘルパンギーナ】

・症状:手足口病は手足や口の中に発疹が、ヘルパンギーナは喉の発疹ができる。1週間程度で自然治癒する。潜伏期間2~7日。

・出席停止期間:3~5週間程度と長いウイルスの排泄期間があるものの、感染力はそれほど強くないため、登校は可能。

 

【参照:文部科学省「学校保健安全法」「学校における感染症対策」】

https://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/micro_detail/__icsFiles/afieldfile/2010/07/05/1293206_11.pdf

 

子供の風邪で発熱している期間はここに注意して

子供の風邪の症状のひとつに発熱があります。熱を出すことによって、体内でウイルスと戦っているといわれていますが、次のような症状がみられる場合には、すぐに医療機関で診てもらう必要があります。

 

・呼んでも反応がない

・顔色や唇が青い

・痙攣している

・生後3ヶ月未満で38℃以上の熱を出している

・高熱が4日以上続く

 

高熱を出していても、なんとか食事ができたり眠れているようであれば、次のようなことに注意して自宅で様子をみるとよいでしょう。

 

・熱が上がっているとき:

これからまだ熱が上がろうとしているときは、手足が冷えているはずです。毛布やタオルケットなどで身体を温めてください。

 

・熱が上がりきっているとき:

氷嚢や水枕で身体を冷やしてあげます。首まわりやワキの下など、大きな血管が通っている部分を中心に保冷すると効果的です。

 

・解熱剤の使用について:

風邪ウイルスは熱に弱いため、やみくもに解熱剤を使用することはおすすめしません。基本的には子供本人の免疫力で風邪は治るからです。しかし、高熱のせいで水分が摂れなかったり眠れなかったりする場合には、一時的に解熱剤を使用しましょう。子供の体力が落ちるのを防ぐことができます。

 

・水分補給について:

発熱している間は汗をかきやすいため、こまめに水分を摂らせてあげましょう。一気に飲ませるのではなく、少しの量を頻回与えることで脱水症状を予防することができます。

 

まとめ

子供が風邪をひいている期間は、他の家族にうつらないように気をつけているかと思いますが、風邪の潜伏期間は約2日~5日、その間も感染の可能性があります。家族みんなの免疫力を高めるためにも、普段から栄養を考えた食事や適度な運動など、規則正しい生活習慣を心がけることも大切かもしれません。

 

子供がかかりやすく感染力が強い風邪の場合には、登園や登校の制限があります。医師による適切な治療が必要です。風疹麻疹など就学前に必須の予防接種も必ず受けておくことが大切ですよ。