赤ちゃんの習い事にはどんないい効果がある?通い方や注意点も
生まれてからすぐの赤ちゃんは脳の神経発達も著しく、習い事をさせてあげたいと思うママやパパも多いでしょう。そんなふうに思ってもらえて赤ちゃんはとても幸せだと思います。
赤ちゃんの習い事がいい理由はたくさんありますよね。しかし、デメリットや知っておきたい注意事項があります。なんとなく効果がありそうと思っていませんか?ママやパパが科学的な根拠をもとに赤ちゃんの習い事を選んであげるとさらに子どものためになりますよ。
お金もかかることですし、通う頻度やどのくらい続けたら良いのかも気になりますよね。体力的・経済的な負担がない状態で習わせてあげられると、親子ともに良い効果が期待できますよ。
赤ちゃんに習い事をさせてあげるメリットとデメリットとは?

赤ちゃんに習い事をさせてあげるときに知っておきたいのが、脳の発達の過程です。下の図は脳の神経シナプスの増え方を表しています。生後8ヶ月までの神経シナプスは急に増えるのがわかるかと思います。つまり、この時期は世の中のいろいろなことを吸収して処理することができるので、学ぶ機会を作ってあげるのが重要なんです。
【画像出典】赤ちゃんの脳のしくみコラム|バンダイアンパンマントイパーク
1歳くらいまでに何か習わせてあげると成長に良いことがわかると、すぐにでも何か始めたくなってしまいますよね。勢いで始めるのも大事ですが、デメリットも知っておくと後悔せずに済みますよ。
・出かけるのに荷物が多い時期で、通うのが大変
・月謝は安くても教材費などの諸経費がかかるので注意
・赤ちゃんが泣いてしまったり、親にべったりでやってくれないことも
・風邪で休んだりすると損した気分になる
赤ちゃんの習い事で気になるものがあったら、資料請求をしたり、体験会に参加してみると雰囲気がわかって判断しやすいですよ。
赤ちゃんの習い事は全体の発達を促すきっかけになる

子どもは次のような感覚から刺激を受けて、それをもとに発達していきます。
・聴覚:音を聞く
・視覚:周りを見る
・前庭覚:揺れたり回転する
・触覚:触ったり触られる
・固有感覚:力がどのくらいかかっているかを感知する
この5つの感覚が育つように赤ちゃんの習い事を取り入れてあげると、姿勢を保ったり、目で物を追う力が育ってきます。ゆくゆくは、運動のコントロールが上手になる・手先が器用になるという成長につながってきます。
【画像出典】「感覚統合」とは? 発達障害との関係、家庭や学校でできる手助けまとめ |LITALOCO発達ナビ
成長していくにつれ、勉強など向き合うことが難しくなっていくので、途中の段階でつまずかないようにしたいですよね。まずは基礎となる感覚にどんどん触れさせてあげましょう。
そのためには、「お勉強」というよりも、体をたくさん使って赤ちゃんが人と触れ合える習い事を選ぶのがオススメです。ベビーマッサージ・ベビースイミング・リトミックなどはこの要素を含んでいます。
赤ちゃんの習い事は長期で通う?短期でもOK?

赤ちゃんの習い事は長期で通うと、ママパパの知り合いが増えてリフレッシュになったり、子どものスキルがどんどんと上がっていくきっかけになります。スイミング・ベビーヨガ・幼児教室などは長く通うことで効果がでやすいです。
しかし、長く通うのはそれだけ時間・お金・体力の負担になることもあります。赤ちゃんの習い事は短期教室や単発講座などもありますよ。ベビーマッサージ・手作りおもちゃ教室・絵本の読み聞かせなどは、自治体主催のことが多く、参加費も安いことがあります。
単発講座は自宅で実践できることもたくさんあります。気分転換も兼ねて参加して、あとはご自宅でゆっくり進めても、お子さんの発達を促すことができますよ。
赤ちゃんとご自分の状況に合わせて、体の5感を使っていくのが良いですよ。最初のうちは、「楽しめていればOK」くらいの軽い気持ちでやってみましょう。
まとめ

生後1歳くらいまでの赤ちゃんはものすごいスピードで脳が発達しているので、習い事をさせてあげると能力を引き出してあげることができます。ですが、この時期は出かけること自体が大変ですよね。泣いてしまって思っていたように参加できないと悩む方も多いです。
成長していくにつれて、学習や運動でつまずかないで欲しいという願いから赤ちゃんに習い事をさせたいという方もいらっしゃるでしょう。最初は基礎となる感覚に刺激をたくさん入れてあげると、その後の発達にうまくつながっていきます。
赤ちゃんの習い事には、長期で通えるものや短期で済むものがあります。「絶対に続けなければならない」ということはないので、習ったことを自宅で遊び感覚で取り組んでみると楽にいろいろなことに触れさせてあげられますよ。親子そろって楽しい時間を過ごして、元気で健康に育ってくれたら嬉しいですよね。