育児

男性の育休期間はいつからいつまで?給与事情と取得するタイミングとは

男性の育休期間はいつからいつまで?給与事情と取得するタイミングとは

 

ひと昔前は、女性が産休を経て育休を取るのが当たり前だと思われていた時代でした。最近では、有名な芸能人のイクメンぶりが話題になるなど、男性も育児のための休暇を取るか取らないかで迷っている人もいらっしゃることでしょう。

 

今回は、男性が育休する期間はどのくらいなのか、その間のお給料や給付金についてご紹介したいと思います。男性が育休を利用するベストタイミングや、その期間中にぜひやって欲しいこともまとめましたので、ぜひご参考ください。

 

男性が育休する期間はどのくらい?女性との違いはあるの?

育休は、法律上では両親ともに取得できるものです。原則として、出産当日から子供が1歳になる前日までの、最長1年間と定められています。ただし、女性の多くは8週間の産休から育休に入るため少し長くなります。

 

また、待機児童などの問題で、子どもが1歳を過ぎても復職できない場合には、2歳まで再延長することも可能です。さらに、近年共働きの夫婦が増加していることもあり、女性の復職をサポートすることを目的に、「パパ休暇」や「パパママ育休プラス」という制度もあります。

 

パパ休暇は、ママの出産後8週間以内に育児休業を取った場合には、期間をあけてもう1回育休が取れます。2回目の取得では、男性がより育児に参加できるでしょう。

 

パパママ育休プラスは、両親ともに育休を取る場合、原則として子供が1歳まで取れる休業期間を、子供が1歳2ヶ月を迎えるまで2ヶ月間延長できる制度です。

【参照:厚生労働省「パパ休暇・パパママ育休プラス」】

https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11900000-Koyoukintoujidoukateikyoku/0000169713.pdf

 

ではじっさい、どのくらいの男性が育休を取っているかみてみましょう。厚生労働省がおこなった調査によると、平成30年度は男性における育休の取得率は6.16%となっています。平成25年度が2.03%であることから、育児休業を取る男性も増えていきそうです。

 

また、平成30年度における男性の育児休暇の期間は、5日未満が36.3%ともっとも多く、1カ月未満が全体の8割を超える結果となっています。対して、女性の9割近くが6ヶ月以上の休業を取得しています。

 

【参照:厚生労働省「平成30年度雇用均等基本調査」】

https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_05049.html

 

【参照:厚生労働省参考資料集】

https://www.mhlw.go.jp/content/11901000/000686517.pdf

 

【男性の育休期間】給与や取得のベストタイミングは?

とくに男性にとってはお給料について不安ですよね。残念ながら、育休中に会社からの給与がもらえない場合がほとんどです。しかし、雇用保険に加入しているなら、「育児休業給付金」が支給されます。

 

育児休業給付金とは、育休開始から180日までは育休前の給料の67%、それ以降は50%の支給があります。ただし、育休中でも会社から8割以上の給与支給がある、雇用保険の加入期間が1年未満、育休対象期間中でも1ヶ月に10日以上または80時間以上就業している場合には、給付の対象外になります。

 

また、育児休業中は、健康保険料や厚生年金などの社会保険料の支払いは、本人および事業主負担ともに免除されます。この免除期間中も被保険者としての資格は継続されるので安心してください。

 

産後直後のママのサポートが必要な場合には、出産日から取得するとよいです。厚生労働省の調査によると、じっさいに、出産後8週間以内に取得している男性の割合が一番高く46.4%という結果があります。この場合には、上記の「パパ休暇」ならもう1回育休を取れます。

 

また、復職を強く希望する家庭では、ママの育休が終わるタイミングでバトンタッチする夫婦も多いようです。この場合には、「パパママ育休プラス」を利用して、子どもが1歳2ヶ月になるまで育児休業を取ることができます。

 

【参照:厚生労働省参考資料集】

https://www.mhlw.go.jp/content/11901000/000686517.pdf

 

男性が育休取得期間にやるべきこととは?

男性が育休を取ったらどんなことをやるべきなのでしょうか?まずは、産後で疲れているママにとっては身体的なサポートが大切です。産後のママが体力を回復させるまでの期間を産褥期といいます。約6~8週間かけて子宮がもとの大きさに戻り、そして女性特有のホルモンのバランスも整っていくのです。それまでは十分な休息が必要です。

 

また、この時期は産後うつになるリスクがとても高いことが分かっています。精神的な不安やイライラは、産後のホルモンバランスの乱れが原因のことが多いことを知っておくとよいでしょう。パパへの辛い言葉や態度があるかもしれませんが、一過性のものであると受け止めてあげてください。

 

そして、よかれと思って育児休暇を取っても、「とるだけ育休」になってしまわないでくださいね。ママ向けNo.1アプリの「ママリ」による調査によると、「育休を取っている男性のおよそ3分の1が、家事育児をする時間が2時間未満」という結果が出たそうです。男性にはどんな家事育児があるのか分からないことや、女性が期待しているレベルも低くはないことを表しています。

 

まとめ

政府が男性に向けた育児のための休業取得を促進するとともに、男性社員が育児休業を取りやすいような整備や雰囲気を作っている企業も増加しています。男性の育休期間は、女性が出産におけるトータルの休業期間よりは短いですが、育児に向き合えるよい機会です。夫婦でよく話し合ってタイミングを決めるとよいですよ。

 

産褥期で体力が落ちているママに代わって、男性は育休の期間中ぜひ家事にもチャレンジしてみてください。育児休業の質がアップするはずです。お互いに感謝の気持ちを忘れずに、出産後もハッピーな子育てができますよ。